FAQ(よくある質問)

 

 

 

目次   こちらにない一般的な質問は 木の葉メール をお送り下さい。

        順次、掲載の内容を追加更新する予定です。 

  1. どのように育てるか

  2. どこに置いたら良いか

  3. なぜ花が咲かないか

  4. どう維持管理するのか

  5. なにが問題なのか

  6. いつ水やりをするのか


どのように育てるか

  私たち人間は生まれた場所も育った環境もまちまちですね。沖縄のような温暖な気候の所で生まれ育った人が北海道の最北で仕事をしても支障なく生活できますが植物はもともと歩いて動き回れませんから周辺環境の変化に敏感です。大事な鉢植えを枯らすのは大概この植物の生育環境の誤解にあるのではないでしょうか。この失敗を未然に少なくするヒントとしてその植物の生まれ故郷(原産地)の環境を知ることをお勧めしています。 同じ植物(花や葉の大きさ・形の違う品種)でも気候帯によって性質がかなり異なることがあります。 おそらくご想像いただけるのではないでしょうか。これは人と自然が共存していく上でも大切なことかと思います。

植物のおおまかな原産地の分類

植物名 原産地 気候特性
ユリ、ショウブ、ガーベラ

菊、つばき、梅、桜

日本、中国、北アメリカ東部
温帯気候

温暖で宿根草・花木が多い

スズラン、デルフィニューム
エリカ(寒地性)

北ヨーロッパ、北アメリカ中部
沿岸海洋気候

涼夏暖冬

年間気温差は少ない

水仙、アネモネ、シクラメン

デモルフォセカ、花菱草
エリカ(暖地性)

地中海沿岸、カリフォルニア

南アフリカ、西オーストラリア

比較的に球根植物が多い地域


地中海気候

夏乾冬雨

気温中高

 

インパチェンス、セントポーリア
マリーゴールド、アナナス

ラン類(カトレア、ファレノプシス)

熱帯赤道地域 赤道多雨気候

高温多湿で乾雨季

ポインセチア、ペチュニア、ダリア メキシコ、アルゼンチン 熱帯大陸気候

平均気温18度内外

草原地域

カランコエ、孔雀サボテン
多肉植物が多い
中近東、マダガスカル 砂漠気候

日温度差大、過乾燥

高山植物 亜寒帯、高山岳地域 寒冷気候

冷涼強風地域

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どこに置いたら(植えたら)良いのか

   同じ家の中でも場所によって植物にとっての微気象は(玄関先と居間の環境条件を考えるとどうでしょうか。)まったく違ってくるのでよく植物の様子を観察する必要があります。植物は生育環境の急激な変化に、ことのほか敏感です。表面上は当初、なんら変調の兆候は見られない場合が多いですが鉢花などは2週間以降から徐々に影響が出てくるかと思います。もし調子が良くないようでしたら思い切って置き場所を替えましょう。 ひとつの失敗回避策としては、各々のライフスタイルに合った、割合に管理の容易な植物を、植物にとって無理のない場所に置いてあげることがポイントになるかと思います。 しばしば耳にすることですが、その家に合う植物、合わない植物というものがあるのも、この辺りに要因がありそうです。

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なぜ花が咲かないのか

 通常は花になる蕾は日照時間、温度、湿度のバランス関係によって花芽が形成されています。 それぞれ適度の明るさと日長は不可欠です。 夏ですと極端な乾燥による衰弱、落蕾、枯死があります。 熱帯性の観葉植物などは放置による根詰りなどがありますので穏やかな季節に植替えるとよいでしょう。 花木類ですと剪定時期のミスが挙げられ、おもに花後すぐに剪定し、秋遅くには伸びすぎた枝だけにしてください。
多くの方が秋の剪定で、丁寧に花芽もいっしょに切り捨てているようです。 春先に根元への寒肥・元肥、また花後のお礼肥えを与え植木を労ってあげますとより効果的です。  いつも植物への感謝の気持ちを実行しますと好結果が請け合いかと思います。

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どう維持管理するのか

 私たちの日常で、ときどき水が合うとか合わないとかいいますが、植物は自ら簡単に移動できませんので周辺環境に大きくその生育状態を依存します。別項の原産地などを参考にその植物の自生環境などから植物の個々の性質を推察することは非常に大切なことです。まったく異なる環境下で植物を育てることは、いかに人工的に快適環境を創出してあげられるかにより、その後の植物の発育状況を左右します。 ですから日頃の手入管理の維持継続や成長観察の努力と愛情が重要不可欠です。そのためには、より多くの協力が大事になりますので、家族や職場の理解が深ければ深いだけ植物たちは目を見張る元気な表情を私たちに振りまいてくれることでしょう。 手塩にかけた植物たちは正直に期待に応えてくれます。

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なにが問題なのか

  一言でいうことはできませんが医者や探偵になったつもりで、植物の立場に立ち、よく観察し検証してみてください。過保護でも放任でもいけlません。育てるという観点からは、まさに子育てとまったく変わらないかと思います。何が原因かを日ごろの成長過程や表情から愛情を持って見守っていくことが一番大切なことかと思います。最寄の植物園、緑の相談所やグリーンアドバイザー、樹木医などそれぞれの専門的な制度もありますので大いに利用してみてはいかがでしょうか。新たな情報や知識はあなたの強力な助けになることでしょう。

 

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いつ水やりをするのか

 鉢植えの場合は植え土の表面が指で触れて土が手につき難いくらい白っぽく乾いてからで、乾燥に比較的強いものは更に数日そのまま置いてから、穏やかな日の午前中にたっぷり鉢底から流れ出るくらいに水やりし、自然にも雨季、乾季があるように必ずメリハリをつけることが理想的なやり方と言われています。 特に気をつけなければならないのが冬の室内向き鉢植えの水やりです。これらの中には熱帯性の植物や乾燥を好む植物が多いです。 
 冬の水やりは控えめが基本で、鉢土が乾燥しているくらいにして管理し、植物の生命線である重要な根部を冷やさないように保護してあげましょう。私たちが思っている以上に植物は渇きに対しては丈夫で強かです。これに対し水のやり過ぎは季節に関わらず植物への様々な弊害が現れ、特に冬は根の冷えなどからストレス、根腐れによる致命的失敗が増えますので、考えて水やりをすることが植物への理解に繋がるかと思います。 できれば寒い朝は微温の水でいたわって下さい。
 盆栽などの管理で「水やり3年。」とよく言われますが、このタイミングを体得するまでには、それなりの時間と経験を要することは真実です。夏場は汲み置きの、冬は井戸水をと、その季節に相応した水温にまで気配りしています。  便宜的に「何日に一度。」との説明で杓子定規に受止めて成功した実例を、いまだ聞いたことがありません。
 また一方で シクラメン、プリムラ、桜草などの寒さを好む鉢花たちは冬でも成長していますので適度の水やりと同時に肥料もあげてください。 
  庭植えの場合は移植・植え付けのとき以外は、夏場の日照りなどの過乾燥気味のときだけ潅水してあげるとよいでしょう。 あくまで一般論ですので特異な植物の場合はそれなりの注意が必要です。

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